現在、日本では、急速に進む少子化、超高齢化による本格的な人口減少社会に突入しており、本市においても同様の状況となっています。特に、本市においては、若年世代の転出超過や生産年齢人口の減少、また、主要産業における生産額の伸び悩み及び人材不足が喫緊の課題となっています。

これらの課題に対して、教育、産業分野へのICTの導入・活用を推進し、地元産業の生産性、競争力の向上を図る中で、新たな産業、新たな雇用の創出を生み出すとともに、若年世代から、地元での就職やUIJターン先として選ばれるまちを目指し、地域経済の持続的な発展の実現を目指します。

また、結婚、子育て、介護等の様々な理由により、働きたくても働くことが難しい市民を「潜在ワーカー」として捉え、時間と場所に捉われない働き方を可能とする「クラウドソーシング」の導入を推進し、産業分野における人材不足の解消につなげるとともに、市民一人ひとりの所得向上を図り、将来に夢や希望を持つことができる持続可能な「暮らしやすいまち」の実現を目指します。

併せて、今後、様々な分野への応用、活用が益々進むと予測されるICT・IoTなどの先進技術によって、課題を克服、解決できる人材の育成を幅広い年代で行い、これらの取組を「島田ICTコンソーシアム」が一体的に推進することにより、人口減少の克服と地域経済の持続的な発展の実現を目指します。